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日本の食糧自給率は約40%と言われています。
1968年(昭和43年)頃には、まだ65%ありました。
この40年間で25ポイントもダウンです。
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つまり、食糧の輸入を一切ストップしたら
どんな食生活になるか考えてみますと、、、
日常目にしている食材の大部分が消えますね。
もしくは国産食材にしても飼料が輸入だったりするので
かなり食卓の構成が厳しくなるんだろうなと
容易に想像できますね。
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我が家は国産、有機しか食べないから問題ない!なんて
ことも言ってられない時代が来るかもしれませんね。
国産食品購入の競争率が強烈に上がるので
価格の異常高騰は免れないでしょうし。
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ところで先般、石垣島と竹富島に行ってきたのですが、
離島という文化の流出入が難しい性格が
奏功した古来から脈々と続く八重山料理を
味わうことができました。
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↑「豆腐よう」、「ゴーヤ」や「島ラッキョウ」などの漬物
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↑泡盛「八重泉」
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やはり、地の食べ物と地の酒の相性は素晴らしいですね。
八重山の太陽を浴びた身体に滋味深く、沁み渡る感じです。
遠くから聞こえてくる三線(さんしん)の奏でも全てがストンと調和します。
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フレンチやイタリアンも、その土地、土地のワインと合わすと美味しいですね。
なぜなら、ワインの葡萄も、キノコも野菜もお肉も同じ土の上で、
同じ太陽を浴びて、同じ水の恵みを受けて育ったものだからですよね。
相性が良いのは理にかなっているのですね。
その土地で採れた食材にはその土地の塩や醤油が相性が良いのも同じ理由です。
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輸入の食材の価格的、味覚的なメリットを十二分に享受しているからこそ、
この地のもの尽くしの一日の輪郭が非常に際立って感じた滞在でした。
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