日本のお出汁は、基本的にアミノ酸系のグルタミン酸「昆布」と、
核酸系のイノシン酸「かつおぶし」の組み合わせですね。
この旨味成分どうしの掛け合わせが、旨味を飛躍的にアップさせます。
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ちょっと勉強してみました。
この本は京大の先生が「旨味」を科学的かつ
生理学的にさらに、文化人類学的なアプローチから
分析している興味深い一冊です。
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かくゆうマグロも、鉄火巻きとして「昆布≒海苔」と、
「かつおぶし≒マグロ」で見事にグルタミン酸×イノシン酸の
相乗効果を得ています。
さらに醤油の主成分もアミノ酸ですので、黄金の組み合わせですね。
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お醤油ヅケにしたマグロを薄切りにして、アツアツご飯に乗せ、
昆布とかつおぶしでひいたお出汁をマグロの色がうっすら
変わるくらいまでヒタヒタに注ぎますと、美味しいマグロの出汁茶漬けの
完成です。どうぞお試しあれ。
胡麻ダレと煮切り醤油を合わせたものに、マグロを漬けて
熱い番茶をかけるお茶漬けもレシピに加えてみてくださいね。
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